お家に古いノートPCは眠っていませんか?
嫁さんのテレワーク用のポータブル液晶として再利用してみました。
液晶の取り外し
PCの分解
まずは今回液晶を提供してくれるドナーPCの紹介です。
嫁が昔使っていた富士通のFMVです。およそ10年前の機種でしょうか。
最近は全く使用しておらず、クローゼットの奥底でホコリを被っていました。
液晶サイズが15インチとなかなか大きく、液晶の型番も一般的なもののようなので、今回ドナーになってもらうことにしました。

液晶を取外す様子の写真を取り忘れました…というのも取り外しがあまりにも簡単だったからです。
天板とベゼルの間にマイナスドライバーを差し込んでひねると外れます。
何箇所か爪があるので、それらを外すとあっという間に分離できました。
また、本体部とケーブルでつながっているので、液晶の方の端子を外しておきます。
そんでこれが取り外した液晶。とてもきれいです。

液晶型番の確認
つぎに確認するのは液晶の型番です。
ノートPCの機種番号からおおよそ推測することはできるのですが、液晶についている情報を確認します。
この液晶はSamsung製のLTN156AT05という型番でした。

対応する基盤の検索を探す
外付けモニタ化するためには、各種に応じた入力ポートを持つ基盤が必要です。
必要な基盤の種類はPanelook.comというサイトで調べることができます。
トップページにある検索ボックスに、先程確認した液晶の型番を入力すると必要な基盤の情報が出てきます。


確認するのはPanel Size (モニターサイズ)、Resolution (画面解像度)、Lamp Type (照明のタイプ)、Signal Interface (接続のピン数)
必要な物品はAmazon、Aliexpress、Bangoodなどで注文可能
必要な基盤が分かったら、あとは注文するだけです。
私の家の近所にはPCパーツショップなどないので通販サイトで購入します。
基盤はAmazon、Aliexpress、Bangoodなどで購入可能です。
Amazonは比較的製品到着が早いのですが、今回私は必要な基盤とケーブルの在庫が唯一あったBangoodで購入しました。

価格はケーブルが522円、基板が2151円でした(送料込み)。商品到着までおよそ2週間かかりました。
また電源を取るためのACアダプターが必要です。
これらの条件を満たすACアダプターであれば、家に余っているACアダプターを使用して問題ありませんが、私の家に余っているものは当てはまらなかったため、Amazonで注文しました 。
組み立て
基盤を確認してケーブルをつなぐだけ
基盤が到着しました、左側がメインの基盤で、左から電源、HDMI入力、VGA入力、RCA映像入力のポートです。
青、白、赤のケーブルの束の先にあるのがディスプレイに接続する端子です。
平たいきしめんのようなケーブルで繋がっている基盤はスイッチ類の基盤です。
あとは簡単で、液晶とACケーブルを接続するだけです。
スイッチ基板の電源ボタンを押すと画面が点灯しました!

動作確認
とりあえずこのまま動作確認してみます。iPadとHDMIケーブルで繋いでみました。
アスペクト比の関係で横が切れていますが、無事に映像が出力されています。

総括
今回かかった費用はコントローラー基盤(¥1843)、ケーブル(¥522)、ACアダプター(¥1199)です。流石にこのままだと見た目があれだし、基盤も剥き出しなので、現在は何とかフレームを作成できないか検討中です。
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